私が適応障害になった最大の要因の一つ睡眠時無呼吸症候群という病気について書きたいと思います。
就寝時無呼吸症候群の事を知っている方もいらっしゃると思いますが「何それ?」とか「不眠症の酷いやつでしょ?」とかこんな感じの印象ではないでしょうか?
私は適応障害を診断される前からこの睡眠時無呼吸症候群に悩まされ続けられました。
睡眠時無呼吸症候群の説明については私が書くよりも他の専門のHPを読まれた方が良いと思いますのでここでは実体験を書きたいと思います。
睡眠時無呼吸症候群の説明は↓のHPから読まれてください。
【医師が解説】睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状・診断・治療 | こころみ医学 (cocoromi-cl.jp)
寝不足が始まったのは30代序盤あたり頃職場の移動があり出勤時間が4倍ぐらいになりました。当時(2000年初頭)はシフトというのがあってないようなものだったので遅番出勤(12時前出勤)でも早番出勤(8時出勤)が当たり前でした。
朝早く出勤して夜遅くまでの仕事なおかつ移動前の職場でも仕事とや周りと上手くいかず移動先でも仕事も周りとも上手くいかず寝不足気味になり出勤中や仕事中は眠気との戦いでした。運転中は眠気に襲われながらの出勤、仕事中は立っていても眠気が襲っていましたがまだその時は1時間休憩で睡眠を取って何とか持たせていました。これで持たせていたのは若さのなせる業だったと思います。
その時はまだ自分が病気だという自覚がありませんでした。
まだその時は若いということもあり短時間寝てもまだ体が動かすことができました。
寝不足が深刻になったのが大体40代半ばくらいでしょうかこの頃の睡眠時間は大体5時間程度でした。しかし、40代前半会社の状況の変化で5時間の睡眠時間が3時間ぐらいになっていきました。あの時はシフトの大幅変更と私事で時間を費やしてしまい睡眠時間を作らず随時寝不足の状態でした。まだこの時は休憩中の睡眠と体力があったのでまだまだ耐えることができました。
ところが、40代中盤遅咲きながら結婚をして子供をもうけさらに仕事がハードでその疲れとストレスからだとは思うのですがイビキが酷くなりだし妻や子供に迷惑をかけ始め、仕事場では休憩時間がオーバーすることが当たり前になってしまいました。それが上司に指摘を受けてしまい説明しても理解を得られそうもなかったので昼休を取ることをやめました。その後は予想通り体調がさらに酷くなりました。最終的には体調が最悪の状態、仕事も上手くいっていなくて精神的にも病み始めて鬱状態にもなり始めていました。しかし、こんなひどい状況でも健康診断でも仕事を休むほどの結果ではありませんでした。
大体3年ほど続きました。この時の睡眠時間は2~3時間、酷い時は眠れない日もありました。かなり辛い時期でした。
45歳から50歳仕事中で起こっていた症状は・・・
①日中一瞬意識が飛ぶ。
②運転中に睡魔に襲われる。(フォークリフト作業中でも睡魔に襲われていました。)
③パソコン作業中にも眠気が襲って来て入力に時間が掛かってしまう。
④相手と話している途中で夢を見ている感じなって変な事を口走ってします。
⑤力が入らなくなる(日中ずっと脱力感が続く)
⑥めまい
⑦イライラ
⑧急に気分が落ち込む
⑨倦怠感
⑩毎日やる気がない。
⑪肥満(過食)
⑫いびきが酷い(かなり酷いです)
他にもいろいろあったと思うのですが取り合えず思いついた事を書いてみました。思い出したことがあったら追加したいと思います。しかし、文章にすると結構あるんだなと改めて感じます。
以上の症状が重なると正直仕事どころではありませんでした。日々自分が仕事しているか分からないくらい頭が回らない日々が続きました。
ある日耐えられずとりあえず心療内科へ診察へ行きました。
その時の診断は「不眠症」という診断で睡眠外来のある病院へ紹介をうけました。
睡眠時無呼吸症候群は簡単に言うと不眠症の一種です。日々のストレスのせいで重度の寝不足や肥満が原因で起こるそうです。この病気の治療は睡眠外来というところで治療を受けるのですが「C-pap」という器械を鼻に取り付け空気を通し気道を広げていびきを防いて眠りの質を上げます。簡単に言うと「しっかり寝る」事がこの病気の治療になります。
治療の前に一日検査入院したのですが結果が「重度の睡眠時無呼吸症候群でずっと起きている状態」でした。結果を聞いた時は「私は数年間ずっと眠っていない状態が続いていたんだそりゃあ体力が落ちていくのは当たり前だよ」って思いました。毎日力作業しているのにどんどん体力が削られるように落ちていったのこのせいだっと思います。周りは運動不足とは言いますが会社で結構動く作業が多くなおかつ長年同じ仕事を続けているのに急に体力が落ちるのは不思議に思っていました。
治療を始めたのですが睡眠時間の改善もあまり見られず。疲労感も続き。睡眠外来のお医者さんにはそれでもなかなか眠れないと伝えても「とにかく寝てください」としか言ってもらえず。「それが出来れば苦労はしない」と思いながら三年ほど治療を続けていたのですがあまり効果なく止む無く再度心療内科に現状を説明して相談して「適応障害」という診断をもらい休職申請の後退職に至ります。
今回の記事は睡眠時無呼吸症候群を取り上げて書かせてもらいましたが他の記事にも似た文章が入っていると思います。
ですが適応障害という病気のいくつかある原因の一つに睡眠時無呼吸症候群は関わってくる人もいらっしゃると思いあえて取り上げてより詳細に書かせていただきました。
睡眠障害で苦しめられた20年でした。
今も治療中です。
仕事を辞めたのでストレス要因はなくなりましたので頑張って治していきたいと思います。
私がいた会社では人の悩みを聞いてくれる環境では無かったし信用が出来る人が周りにいなかったのでかなり自信を追い込まれるまで至ってしまいましたがこれを読まれている方には辛くなったらなるべく早めに専門家(うつ病や適応障害に詳しい人)にご相談をされることをおススメいたします。
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